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チェルノブイリ・ツアー
歴史上最悪の環境災害地を訪問
(チェルノブイリ原発事故30周年記念観光ツアー)
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2011年4月26日は、史上最悪の環境災害である、旧ソ連・ウクライナのチェルノブイリ原発事故から30周年に当た
ります。 |
チェルノブイリ原発.。石棺
86年4月26日、チェルノブイリ原子力発電所4号炉の原子炉が爆発、放射能が大量に放出されました。当初は原発から半径30キロ以内の約11万6000人が強制疎開。その後も広範囲で疎開が続き、計約40万人に増えました。現在、ここはチェルノブイリ原子力発電所の居住禁止区域とも呼ばれ広大な立ち入り禁止区域になって住民が居ない放射能汚染圏で「ゾーン」と呼ばれています。原発事故後25年を迎え過去の惨状と現在を
探るツアーに是非ご参加ください。
「立ち入り禁止区域」の案内
ここからは立ち入り禁止地域
広大な土地が永久放棄される一方で、中程度の汚染地を農地として再生しようとする動きがあります。放射性物質セシウムは30年で半分、60年で4分の1に、自然に低減しますが、それを待ってはいられないからです。失われた農地は2650平方キロ。このうち、7%の土地がようやく再生できました。
しかし立ち入り禁止地域の大部分は、今でも居住できない場所であり、人間には危険な放射能汚染圏であることは、変わりありませんし汚染地の再生作業を行う非常事態省派遣のスペシャリストか不法居住者以外は、誰も住んでおりません。
ゾーンの野生馬。
(モウコノウマ、プルジェワルスキー・ホース。政府は無人の森を生かし、野生動物の保護区の設置を検討していてモンゴル原産の希少種の野生馬27頭が放牧され、60頭まで増えました。)
ただ、当然の現象としてこの地域の野生動物
が増えて人が消えた森は動物の楽園になっています。400種以上の野生動物が繁殖し、特にイノシシ、オオカミ、鹿などが激増しています。人間に捕まることなく増え続けていますが、放射能等の害がどのように遺伝子の構造をおきかえてしまうのか、地続きの「安全な」地域からの移住でどうなるのか、誰れにも今だ解りません。オオカミ、野生イノシシの数は急激に増えました。彼らは捨てられた家や小屋等を住家にしており、奇妙にもあまり攻撃的ではありません。おそらく、汚染されてはいるが食料が十分にあるからだろうと専門かは考えています。オオカミやキツネ、イノシシや鹿が立ち入り禁止地域の道路を横切るのは珍しくありません。
もう少し行くとチェルノブイリ原発です。
ゾーンの境を越えると非現実の世界に入ったような気がします。見渡す限り人影の見えない村の静けさ、道の静けさ、木の静けさ。何が変だかすぐに把握できなく、放射能汚染の気配が肉眼で発見できません。
歴史上最悪の環境災害地の中心へ自動車で行き車窓の外に見た、絵のような森林風景の言葉で表現できない寂しそうな静かな美しさ……
居住禁止区域の唯一の出入り口である検問所に着くとすぐ、偽装服を着ている区域放射線管理をしている人々が放射能の量を測る放射線計で自動車のタイヤなどを
調べている姿が目につきます。ゾーンへの訪問中、このような放射線管理は、訪問者の靴や洋服などを放射能量測定を含めて、何回か行うことが普通のことです。ところが
事故が発生して25年になった今、区域内の放射能量はかなり減少したことによって通常、チェルノブイリ・ゾーンを訪問する多くの外国人旅行者の衣服などを
放射能検査する度に放射線計での測定結果は何も異常を示していません。
車の窓から見えるチェルノブイリ市付近の風景
チェルノブイリ居住禁止地域に入るには、放射能を防ぐための特別な洋服や靴などは必要ありませんしツアーのプログラムや区内のコースはお客様が放射能汚染の可能性のない所を用意しましたので心配する必要はありません。
訪問中注意することは、舗装道路の道端の草だらけの場所に出ることや、林へ入ることなどをしないようにして、区内のガイドの助言に従がっていただきます。上記のものが大切にしますと放射線量は、健康を害するような危険な量にならないことを保障します。
立ち入り禁止区域の入り口である「ジチャートキ」検問所。
立ち入り禁止区域の入口には、警察の検問所があり、許可がないと入れないようになってます。ゾーンを訪問するため非常事態省管轄の役所で許可証をあらかじめ申し込む必要があります。その許可証を得るまで普通は、10日間ぐらいかかりますからツアー予約の場合は、ご予定のゾーン訪問期日の2週間前に予約するようお願いします。
ツアーのプログラム選択と観光スポット
チェルノブイリ・ツアー3つのコース案内。
消防隊員を讃える記念碑
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1.「チェルノブイリの立ち入り禁止区域訪問」5日間のコース。
(ゾーン内のすべての観光スポットを見学することができます)
@ 5日間のコース日程(記号A)は次の通りです。
ゴーストタウンのプリピャチ市
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ツアーの、初日
と末日(キエフ到着日及びツアーが終わってキエフから出発の日。初日と最終日につきましては、お客様がご利用される飛行機のキエフご到着時刻、及びご出発時刻に合わせてプランをお作りいたします。)
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キエフでの一日(市内見物、在キエフ・チェルノブイリ国立博物館の見学など)
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チェルノブイリ原発の居住禁止地域での2日間(チェルノブイリ市、チェルノブイリ原発の周りの見学、石棺、事故後放棄された村であるオパーチチ村、クポワートイェ村、オターシェフ村、ゴーストタウンのプリピャチ市、元ロソハ村の事故処理に使われた汚染機材置き場)。
A 6日間のコース日程(記号B)は次の通りです。
3号炉の管制室
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ツアーの、初日と末日(キエフ到着日及びツアーが終わってキエフから出発の日。初日と最終日につきましては、お客様がご利用される飛行機のキエフご到着時刻、及びご出発時刻に合わせてプランをお作りいたします。)
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キエフでの一日(上記の5日間のコースと同じプログラム)
3号炉の操作室
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チェルノブイリ原発の居住禁止地域での3日間(上記の5日間のコースと同じのプログラム、プラス=チェルノブイリ原発のVIP特別所内見学。普通の観光客の場合は立ち入り禁止の原子炉を管理する装置がある管制室などの所内の場所見学可能。注意:1〜3号炉の操作室などの特別見学希望の場合、希望するお客様は放射線量の高い場所等での見学に支障のない健康状態であることを証明する、医師の健康診断書(英訳)を提出して頂く必要があります。所内見学は原発の居住禁止地域での3日目の午前中で、午後はオプションで、これまで訪問しなかったゾーン内の観光スポットの見学プログラムがあります。)。
B 1日コース日程(記号C)は次の通りです。
チェルノブイリへの道路の標識
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居住禁止地域での1日のプログラムはチェルノブイリ市、チェルノブイリ原発の周りの見学、石棺、事故後放棄された村であるオパーチチ村、クポワートイェ村、オターシェフ村、ゴーストタウンのプリピャチ市、元ロソハ村の事故処理に使われた汚染機材置き場などを含んでいます。
C 2日コース日程(記号D)は次の通りです。
3号炉の操作室
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居住禁止地域での2日のプログラムはチェルノブイリ市、チェルノブイリ原発の周りの見学、石棺、事故後放棄された村であるオパーチチ村、クポワートイェ村、オターシェフ村、ゴーストタウンのプリピャチ市、元ロソハ村の事故処理に使われた汚染機材置き場などを含んでいます。
プラス=チェルノブイリ原発のVIP特別所内見学。普通の観光客の場合は立ち入り禁止の原子炉を管理する装置がある管制室などの所内の場所見学可能。注意:1〜3号炉の操作室などの特別見学希望の場合、希望するお客様は放射線量の高い場所等での見学に支障のない健康状態であることを証明する、医師の健康診断書(英訳)を提出して頂く必要があります。
各コースとも出発、帰着地は、次の通りです。
仕事終わって家に帰っている原発職員
出発地、帰着地 いずれもキエフ(ウクライナ国内での、ツアー出発地、帰着地)
追加コース(オプショナルツアー)
チェルノブイリ原発の職員が住んでいるスラブチチ市を訪問
希望の場合は、お尋ね下さい。
サービスについて
在キエフ・チェルノブイリ国立博物館の建物の前にある記念碑
日本の皆様に手軽な価格で「チェルノブイリ・ツアー」観光プランを作成したのはウクライナ・日本協力センター「さくら」です。当センターは観光案内サービスを提供する案内所としてツアーの通訳、運転手、ガイドなどのプロフェッショナルを、揃えていますのでお客様に安心してご参加していただけます。当協会はツアーに参加する日本の皆さんのため、非常事態省管轄の役所で原発視察の許可証を申し込むことをはじめ、アパートメント、ホテル、の予約、レストランの予約、空港で皆さんをお出迎え・お見送りすることなどすべていたします。
宿泊
キエフにご滞在中、キエフ中心地の高級アパートメントで宿泊。ご希望の場合はホテルチェルノブイリ原発の居住禁止地域にご滞在中、チェルノブイリ市内の国営ホテルに宿泊。部屋はシングル、ツイン選択可能。
キエフ市内の「オパナス」レストランで客さんの目の前で料理する民族料理
食事
キエフにご滞在中、キエフ中心地のレストランで食事します。
チェルノブイリにご滞在中、チェルノブイリ市内の国営ホテル内のレストランで食事します。
ツアー ガイドサービス
ガイド、案内人
チェルノブイリ事故の被害を紹介する連載記事で有名な、ウクライナのジャーナリストで事故後25年にわたって「チェルノブイリ問題」に取り組み国内外の各界、各層に事故の被害を紹介する活動を今尚続けています。
1人のジャーナリスト兼ガイドの他、立ち入り禁止区域に入ると1人の非常事態省管轄の役所の公式添乗員が観光案内に加わって、立ち入り禁止区域内の公式案内をします。
観光乗用車・小型観光バスのサービス
運転手付きの自動車か小型観光バスをご提供致します。
ツアーの代金やお支払い方法について
ゾーン内の景色。遠くから見えるチェルノブイリ原発。
ツアー初日(キエフに到着日)にお客様がツアー料金をお支払い下さい。お支払いはすべて現金で米ドルでも結構ですので、ツアー職員に直接お支払い下さい。
宿泊と食事の料金のお支払いは、全額ご自身でお願いします。ツアー料金には含みません。
ホテル、レストラン等への直接支払方法ですから予約代行手数料は頂きません。ですからお客様は旅行費が安くなります。普通の旅行社に尋ねてみましても、同等のツアーを予約する場合、同じサービスで旅行費が1.5〜2倍ぐらい高くなります。くれぐれも現地の旅行社には、注意して下さい。
ツアーの料金には次のものが含まれています。
運賃
ゾーン内の、車の窓から見えるチェルノブイリへの道路の風景
運転手付きの自動車か小型観光バスの賃借料は一日250〜570ユーロ(EUR)です。この金額はフエルチャージ(ガソリン料)や運転手代お客様の荷物を運ぶポーター代賃金を含んでいます。5〜6日間
のツアーの場合、ツアーの初日および末日は運賃がどちらも50%です。運賃はツアーの料金に含まれています。
ツアーの日本語通訳サービス料
通訳料は1日200ユーロ(EUR)です。5〜6日間
のツアーの場合、ツアーの初日および末日は通訳料がどちらも50%です。通訳料はツアーの料金に含まれています。
ツアーの案内人の、 ジャーナリスト兼ガイドサービス料
ガイドサービス料は1日100ユーロ(EUR)です。出発から帰着解散までの1日間とします。5〜6日間
のツアーの場合、運賃や通訳料と同じように初日や末日の料金はどちらも50%です。そのサービス料もツアーの料金に含まれています。
ツアーのプログラムの作成料
非常事態省管轄の役所はツアーに参加する客さんのためのゾーン入区許可証申し込み料の他、ゾーン内の、見学プログラムの作成料や上記役所の役人である公式案内人サービス料などが入れた料金請求書を出します。その料金額は作成したプログラムによって違いますが、普通は
ツアーの1日が58ユーロ(EUR)です。
そのサービス料もツアーの料金に含まれています。
その他のサービス料
ツアー募集時の手続代行料金、その他。
ツアーの料金には次のものが含まれていません。
ツアー出発地のキエフの国際空港ボリスポリ空港の到着ホール。
ツアーの出発地(ウクライナ、キエフ市)までの往復航空運賃、ツアー時の宿泊料や食事料はツアーの料金に含みません。別途お支払いが必要です。現在(2008年5月)、チェルノブイリ市とスラブチチ市のホテルのツイン・ルームの1人お宿泊料は1日45米ドルぐらいでホテルへ直接払いです。食事料は宿泊料に含んでいなく同様にホテルへ直接払いですが、スラブチチ市のホテルの場合は宿泊料に朝食が含んでいます。ホテルは★★★です。キエフにご滞在中はホテルより安い、キエフ中心地の高級アパートメントで宿泊可能。アパートメントはツイン・ルームの場合、1日約45米ドルです。
キエフのアパートメント、チェルノブイリのホテルの場合はクレジットカードが使えません。ウクライナの通貨(フリヴニャまたはグリブナとも言え、ウクライナ語で гривня、国際通貨コードはUAH)で現金払いです。もちろん日本円はキエフにご滞在中、市内の各地にある銀行で為替できますが、ウクライナ国内の円とグリブナ為替レートは
普通、あまりよくないと思いますからご注意ください。出発する前に日本国内で円を米ドルに替えてウクライナに着いてからウクライナ国内で米ドルをグリブナに替える方が
便利でしょう。
居住禁止地区に住むおばあさん。そんな不法居住している人はロシア語でサモショール(不法居住者)と呼ばれています。
このツアーの観光期間は1年中ですが、立ち入り禁止区域はウクライナ祝祭日に入ってはいけませんのでご注意ください。この祝祭日は次の通りです。元日(1月1日)、クリスマス(1月7日)、国際女性デー(3月8日)、労働の日(旧 メーデー 5月1日)、復活祭(移動祝日 春期)、勝利記念日(対ドイツ戦勝記念日 5月9日)、三位一体の日(移動祝日 復活祭第8日曜日)、憲法記念日(6月28日)、独立記念日(8月24日)。
居住禁止地区で追悼会を催している人々
その他、12月30日〜1月10日と4月30日〜5月11日にわたってもゾーン内の見学が出来ません。ですから旅行を計画するときに予定の旅行期間は上記の時期に当たることのないようお願いします。
ツアーの申し込み
事故処理に使われた汚染機材墓場のヘリコプター
お申し込みは電話か電子メールかインタネットのお問い合わせフォームから送ることができます。
チェルノブイリ・ツアーのご予約の場合は通常2週間前
までにお願い致します。無事にご旅行をお楽しみになるためにツアーの申し込みと同時にメールの添付ファイルで(ファクスも結構)お名前などが書いてある、旅券のページの描写を送っていただくようお願いします。
現在、日本のお客様はウクライナ入国するためにビザが必要はありませんから日本旅券で入国できます。
当ツアーのエリアはウクライナ国内となりますから出発地、到着地のいずれかがウクライナ国内にご利用頂けます。ですからツアーの出発地(ウクライナの首都キエフ)までの往復航空運切符を別途予約が必要です。その上、切符予約直後でお乗りになる飛行機は何便、いつ出発、いつ到着などの重要な情報を知らせていただくようお願いします。その知らせを受け取ることによって空港へお客様をお迎えに行くことになります。
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